親としての、生き方。
今日、久しぶりに食材を買いにスーパーへ(^^;)
「すみません。もしかして、雪の日に・・・」
って声をかけられて、
「・・・? あ〜〜〜〜〜!!! はいはい!!! その節は〜m(__)m♡」
と、私も彼女を思い出しました。
今年2月頃に、東京が大雪に見舞われた日、
Tむがフラのレッスンに行ったっきり帰って来れなくなり、
メールのやり取りをしてる最中にヤツの充電が切れ(怒)、
心配になった私は、多分いると思う駅に向かおうと、全く来ないタクシーを地元の駅で待ってました。
私のちょっと先に、私くらいの女性もタクシーを待ってて、数十分後ついにタクシーが!!!!!
私は思い切って彼女に、
「すみません、どちらまで行かれますか?」
と聞くと、青砥まで塾終わりの娘さんを迎えにいくらしく、
私は押上に行きたかったから、無理矢理青砥まで乗せてもらいました。
娘さんを無事ピックし、まずは彼女らのお宅まで一緒に行って、そのタクシーで押上まで行く事にしていたのですが、青砥を出発して間もなくの信号待ちの時、私たちの車の前のタクシーの乗客が降りているのがみえたので、
私はすかさず、お金を置いて飛び降り、前のタクシーを捕まえ、押上まで向かいました。
大雪真っ最中のうえ、凍結した道路をスリップしながら動く恐怖のタクシーも、オモロい運転手さんだったからアトラクション気分になって、楽しかったけど、
押上に着いて、必死に探してもTむはいなく。。。
仕方なく、また恐怖の道路をゆっくり運転してもらいながら、帰りました。
帰宅したら、Tむは押上駅をとりあえず下車し、偶然来たバスが家の近くまで行くかもしれないと思ったらしく、それに飛び乗り、適当に降りて大量の雪と遊びながら走って帰ってきたそうで。。。。(楽しかったらしい・・・苦笑)
今度から、絶対迎えになんか、いかん!!!
と、胸に誓った事をブワ=========ッと、フラッシュバックしたのでした。
声をかけて下さったのは再会を喜んで下さったのかと思ってたら、
「いつかお会い出来ると思って、いつも駅近くで気にしていました。」
っておっしゃって、私に1,000円を渡してきました。
「あの日、タクシー料金を貰い過ぎていましたから、お返ししたくて、やっとお会い出来て本当に良かったです」
「ちょっ、いえ!!頂けません!!」
という私を押しきり、
「あーーー本当に良かったです〜(^^) では失礼します〜〜〜☆」
とスッキリしたお顔で去って行かれました。
1,000円を持った私はしばらくボーーーーーーッと立ち尽くしていましたが、
渡された1,000円を見ていたら、
この1,000円、きっと私があの日に置いて行った1,000円なのかも。きっと彼女はこの1,000円を私に渡すまでずっと持っていたのかもしれない。って思えて来ました。
もし私だったら、どうしただろう、その1,000円。
だって、青砥まで乗ったんだから割り勘だし、有り難く頂いたっていいんだし。
それなのに、貰い過ぎたからって、ずっと私を探して、ついに見つけて返せた事に喜んで・・・。
この現場を彼女の娘さんは見ていないけど、きっと温かく誠実な心を持っているお母さんの思いは伝わり、娘さんも素晴らしい大人になっていくんだろうな。。
親の背中を見て、育つ。
学びと気付きを頂けた1日。ありがとうございます(u-u)